LibreOffice Calc で CSVファイルを扱う

LibreOfficeのCalcでCSVを編集して保存する際に区切り文字や
クオートが思うようにならない場合があったので調べてみました。

サンプルのCSV(メモ帳)

このような、カンマ区切り、ダブルクオートなしのテキストファイルを用意します。

ファイルのアイコンをマウス右クリックでCalcから開きます。

「テキストのインポート」のダイアログが表示されます。

インポートするCSVのフォーマットに合わせて「区切りのオプション」を
適宜変更します。
今回はカンマ区切りでクオートなしなので「テキストの区切り記号」を
空にしておきます。

OKボタンでファイルを開くとCalcのスプレッドシートにCSVの
内容が表示されます。

スプレッドシートの内容を編集します。

編集が完了したら上書き保存して一旦ファイルを閉じます。
そしてメモ帳で開いてみます。

問題なさそうです。

では次にCSVを読み込む際のオプションを変えてみます。

ここでは区切りのオプションを「タブ」、「コンマ」、
そしてテキストの区切り記号を「”」(ダブルクオート)
にしました。

そして同様にCSVファイルを開いて適当に編集し、上書き保存します。

ODF形式ではない場合の確認ダイアログが表示されました。

「選択した書式を保持」で保存します。

メモ帳で開いてみると、タブ区切りでテキスト項目が引用符(ダブルクオート)で
囲まれています。

ファイルを開く際の「区切りのオプション」の選び方によって
保存する際のCSVのフォーマットが変わってしまうようです。

ということで、CSVファイルを開く際の「区切りのオプション」を正しく
選んでおくとよさそうです。
それと、CSVファイルを開いたときの状態がわからない場合は、
上書き保存ではなくて「名前を付けて保存」として、
さらに「フィルタ設定を編集する」をチェックしておけば、

保存時に「区切りのオプション」を調整することができます。

参考)LibreOffice Help CSV ファイルのインポートとエクスポート